〜乗り越える心〜
身の上話・・・
散歩道でお会いした高齢の男性。
その方は散歩道の石に腰掛けて座っていました。
近くでウグイスが上手に鳴いたので思わず「いい声で鳴きますね」と声をかけました。
その方は立ち上がり私たちと足並みをそろえて歩き出し世間話を始めました。
話が進むうち身の上話になりました。
お家を聞きましたら我が家と同じような外観のつくりのお家。
通るときいつも私は我が家に似ているなと思っていました。
その家には息子さんたちもお住いのようでしたがある時から止めてあった外車がなくなり息子さん達はお引っ越しされた様子だった。
そんな話をしたら転勤で引っ越した、そのあと息子さんは事故で亡くなった。
お嫁さんやお孫さんはこちらには帰ってこない、一人息子だった。
その方は両耳に補聴器を付けていて「時々話が合わなくてすみませんと」いった。
先日私は友達に「元気なうちにやりたいことはある?
あっても叶えられない」と寂しいメールを送っていました。
目標もない毎日に虚しくなるときがあるから・・・
でも今日散歩道で知り合った方の話を聞いて反省です。
子供を亡くしせっかく建てた家には誰も帰ってこない!
体は弱くなり耳も不自由になった。
私は?
耳は片方聞こえない目もいずれは見なくなる難病と医師に言われている。
自分の体が悪いせいで生まれた息子が死んでしまった。
なぜ?幾つも悲しみが襲ってくるのさ?
そう思いながら不安になるときが!
一番悲しいことは我が子に先立たれることだと私は思う。
その悲しみがないだけいいじゃん!
不満を言ってはいけないよね。考えさせられた出会いでした。
夏至に向かって太陽の位置が変わり夕方オリーブの木に夕日があたります。
もう小さな花芽が付いてきました。
綺麗な夕日に乾杯です。
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